「鎌倉殿の13人」時政を暗殺せよ!指令を受けた和田義盛と仁田忠常は…第32回放送「災いの種」予習 (2/6ページ)

Japaaan

頼家が最後に恃んだ二人だったが……(イメージ)

後ろ盾であった比企一族が滅亡し、嫡男の一幡も戦火の中で死んだと聞かされ、頼家は北条時政(演:坂東彌十郎)を討つよう和田義盛(演:横田栄司)と仁田忠常(演:高岸宏行)に命じました。

書状を受け取った和田義盛はただちに暗殺計画を時政に通報。時政は書状を届けた堀親家(ほり ちかいえ)を工藤行光(くどう ゆきみつ)に殺させます。

一方の仁田忠常は時政を討とうとせず、と言って時政に通報もしませんでした。鎌倉殿の命令には背けないが、かと言って積年の同志である北条も裏切りたくない。要するに板挟みだったのでしょう。

及晩。遠州召仁田四郎忠常於名越御亭。是爲被行能員追討之賞也。而忠常參入御亭之後。雖臨昏黒。更不退出。舎人男恠此事。引彼乘馬。歸宅告事由於弟五郎六郎等。而可奉追討遠州之由。將軍家被仰合忠常事。令漏脱之間。已被罪科歟之由。彼輩加推量。忽爲果其憤。欲參江馬殿。々々々折節被候大御所。〔幕下將軍御遺跡。當時尼御臺所御坐〕仍五郎已下輩奔參發矢。江馬殿令御家人等防禦給。五郎者爲波多野次郎忠綱被梟首。六郎者於臺所放火自殺。見件烟。御家人等竸集。又忠常出名越。還私宅之刻。於途中聞之。則稱可弃命。參御所之處。爲加藤次景廉被誅畢。

※『吾妻鏡』建仁3年(1203年)9月6日条

そんな態度が裏目に出てしまったのは9月6日、忠常が時政の館に呼ばれた時。比企能員を仕留めた恩賞をくれるというので館に出向き、よほど話が弾んだのかつい長居してしまいました。

門前で待っていた下人たちが「もしかして、暗殺計画がバレて殺されてしまったのでは」と勘違いして館に帰り、報告を受けた弟の仁田忠正(ただまさ。五郎)と仁田忠時(ただとき。六郎)が謀叛を起こしてしまうのです。

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