「鎌倉殿の13人」時政を暗殺せよ!指令を受けた和田義盛と仁田忠常は…第32回放送「災いの種」予習 (3/6ページ)
「江間小四郎、討たいでか!」
とりあえず北条義時(演:小栗旬)を討ち取るべく、尼御台・政子(演:小池栄子)らのいる大御所攻め込んだものの返り討ちに。忠正は梟首(きょうしゅ。さらし首)とされ、忠時は火を放って自害しました。
一方、時政の館を去った忠常は帰り道に弟たちの謀叛を知らされ、頼家を守るべく御所へ向かいます。しかし時政が放ったのであろう加藤景廉(かとう かげかど)によって殺されてしまうのでした。
霽。亥尅。將軍家令落餝給。御病惱之上。治家門給事。始終尤危之故。尼御臺所依被計仰。不意如此。
※『吾妻鏡』建仁3年(1203年)9月7日条
こうして完全に孤立してしまった頼家は政子の説得によって9月7日、不本意ながら出家したということです。
時政に逆らった以上、絶対に許されない。せめて我が子の命だけは救いたいという政子の親心ゆえと信じたいところですが……。
鎌倉殿となった千幡、そして頼家は修禅寺へさて、邪魔な頼家がいなくなったので、いよいよ北条の息がかかった千幡が鎌倉殿に選ばれます。