「鎌倉殿の13人」時政を暗殺せよ!指令を受けた和田義盛と仁田忠常は…第32回放送「災いの種」予習 (5/6ページ)

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即遣江馬四郎殿。三浦兵衛尉義村。結城七郎朝光等。被奉迎取之。遠州不知子細。周章給。以女房駿河局被謝申之處。成人之程。於同所可扶持之由。被仰御返事云々。

※『吾妻鏡』建仁3年(1203年)9月15日条

さて、鎌倉殿が交代して間もない9月15日、実衣が政子の元へ相談にやって来ました。

「若君が執権の館に住まうことは確かに筋なのですが、牧御方りく。演:宮沢りえ)が何かにつけて若君を害そうと企んでいるらしく、乳母として不安でなりません」

政子も同感だったようで「成人するまで、母の元で育てますから」として北条義時(江間四郎)、三浦義村、結城朝光(演:高橋侃)らに連れ戻させました。

霽。幕下大將軍二男若君〔字千幡君〕爲關東長者。去七日。被下從五位下位記并征夷大將軍宣旨。其状。今日到着于鎌倉云々。

※『吾妻鏡』建仁3年(1203年)9月15日条

また同日、朝廷より千幡君を征夷大将軍に任じる宣旨が鎌倉に到着します。日付はちょうど兄・頼家が出家した9月7日付です。

晴。遠州。大官令等被經沙汰。入道前將軍不可令坐鎌倉中給之由。被定申之云々。

※『吾妻鏡』建仁3年(1203年)9月21日条

かくして千幡が将軍となった以上、頼家は鎌倉にいない方がよかろうと時政や大江広元(演:栗原英雄)らが協議した結果を進言しました。

霽。左金吾禪室〔前將軍〕令下向伊豆國修禪寺給。巳尅進發給。先陣随兵百騎。次女騎十五騎。次神輿三帳。次小舎人童一人〔負征箭。騎馬〕。後陣随兵二百餘騎也。

※『吾妻鏡』建仁3年(1203年)9月29日条

ではどこへ下向いただくべきか……協議の結果、頼家は伊豆国修禅寺へ出発します。

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