フィリピン株投資家に聞く 今、「フィリピン」に注目すべき理由 (3/4ページ)

新刊JP

また、どんな銘柄があるかも分からない状態だったので、まずは身近な企業の銘柄を買うことにこだわりました。ホームセンターの銘柄ですとか、コンビニの銘柄ですとか。ただ、ラッキーだったことに、当時まだフィリピン株のプレイヤーが少なかったこともあって、その後の市場の右肩上がりに乗れたんです。それは大きな自信につながりました。

株式投資の基本は「安く仕入れて高く売る」であり、大事なことはマーケット選びです。これさえ間違えていなければ初心者でも成功できるということを実感しましたね。

――やはり現地在住ならではの強みがあったのではないでしょうか。

町田:ゼロから情報収集するという意味では、フィリピンに住んでいたからこそ成功できたとは思います。そうして失敗しながらつかんだ知見やノウハウをつめこんで、フィリピンに住んでいない方でもフィリピン株にチャレンジできる情報をシェアしたのが、今回の本になります。

――ただ、新興国への投資についてはやはり躊躇するところもあります。スリランカのように財政破綻してしまう国もありますし…。そんな中で、フィリピンの魅力を町田さんはどのように捉えていますか?

町田:アジアの新興国と比較すると、フィリピンほど投資環境が揃っている国は、ポジショントーク抜きにしてもないと思います。

結局は株価の上昇ってマーケットの拡大なんです。フィリピンはアジアの中で5カ国しかない人口1億人超えの国の一つで、まずそもそもマーケットが大きい。さらに、今後も人口は増えて続けるとされていて、特に若い人の割合が過半数を超え続ける「人口ボーナス」といわれる期間は2050年まで続くといわれています。これが大きな魅力の一つ目です。

二つ目は言語です。同じ1億人超えの国だとインドネシアがありますが、インドネシア語が使えなければ投資は難しい。けれど、フィリピンは英語圏ですから、英語がある程度わかれば参入が可能です。

また、上場会社を見てもフィリピンは270社あるんですが、株価もリーズナブルで、外国の人でもIPO(新規公開株)が購入できます。

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