次にパンデミックを引き起こす可能性がある5つのウイルス (6/8ページ)
また子供に感染するパラインフルエンザ(インフルエンザとは違う感染症)もパラミクソウイルスによるものだ。
麻疹は子供にとって、とりわけ栄養失調である場合は危険な病気だ。ただしワクチンの効果は高く、2000~2014年にかけて1700万人の命が救われたと推定されている。
パラミクソウイルスのうち、パンデミック対策において特に重視せねばならないのはヘニパウイルスだ。ニパウイルス、ヘンドラウイルス、新型の狼牙ヘニパウイルスもこのグループで、いずれも人獣共通感染症だ。
ちなみに映画『コンテイジョン』に登場した架空のウイルス(MEV-1)もこのグループとされた。
ヘンドラウイルスは1994年、オーストラリア、クイーンズランド州で初めて発見され、ウマ14頭と調教師が死亡した。その後も、オオコウモリによって感染が広まり、ウマに感染したほか、人間でも4人の死者が出ている。
世界的にはニパウイルスの方が重要だ。症状は軽いかもしれないが、脳炎になる恐れがある。
初めて報告されたのは1998年バングラデシュで、以降頻繁に発生している。またニパウイルスは密接な接触によって人から人へと感染する可能性がある。