もう悩まない!女性のQOLを高めてくれる月経困難症の最新治療とは? (1/4ページ)
通常の生活を送ることが難しくなるほどひどい生理痛に悩まされてしまう月経困難症。
少し前までは「女性には誰でもあることだから、多少のことは我慢しなければならない」という風潮がありましたが、ここ数年で生理を取り巻く状況は変わりつつあるといいます。
先日参加したバイエル薬品株式会社が主催する、婦人科領域プレスセミナーに出席しました。
女性の生活の質を高めてくれることがわかった月経困難症の最新治療について、専門医に伺った情報をご紹介します。
社会生活に支障をきたし現代女性を悩ませる月経困難症
今回、プレスセミナーの講師としてお話ししてくれたのは、山梨大学医学部産婦人科 准教授である吉野 修先生。
月経困難症は子宮内膜から痛みの物質であるプロスタグランジンが過剰に産生されることから起こるとされており、子宮内膜症を併発している人も多いのだとか。
この2つの疾患は共に痛みを引き起こすことに加えて、不快感・QOLの低下・仕事にも大きな影響を与えてしまうといいます。
生活に与える影響は年齢によっても変わってくるそうですが、どの年代も共通で困っていることとして、“人間関係”が挙げられるそう。
月経困難症に伴う様々な影響から、周りの人との関係が悪化してしまったり、パートナーとの別れの原因になることもあるといいます。