【調査分析】約30万件のストレスチェックデータを分析 ~コロナ禍前後3年間の推移~ (2/6ページ)
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【図1】2019年~2021年に弊社ストレスチェックに回答したはたらく人々のストレス状況
Withコロナ時代に入り、仕事の負担感やそれによる私生活への影響はコロナ以前の水準に戻る傾向
図2に、ストレスチェックで測定される職場環境要因の中で、心理的ストレス反応と同様に良化と悪化を繰り返した(平均0.2点以上)尺度を示しています。2019年から2020年にかけては仕事の量的/情緒的な負担や働きがいの感じにくさが改善したものの、2021年においては元の水準に戻っていることが見て取れます。
この背景として考えられるのが、2019年から2020年にかけて多くの企業がテレワークなどの新しい働き方を導入したことです。感染予防を目的として導入された新しいはたらき方ですが、通勤時間が削減されたことで仕事とプライベートのバランスを取りやすくなったり、心理的に負担のかかる対人関係から距離を取れたりしたことで、結果的にストレス度が改善された可能性があります。また業界・業種・職種によっては、対応可能な業務量が減少したことで、仕事の量的負担が軽減された可能性も考えられるでしょう。
そして2020年から2021年にかけてはWithコロナ時代に突入し、感染防止策を講じつつ以前のように仕事を行う機会も増えてきました。その結果、前年度軽減されていた仕事上の負担が元に戻り、ストレス度が悪化したものと思われます。