実は「ホットケーキ」は日本にしか存在しない!?「パンケーキ」との違いや関係を解説 (2/4ページ)
そのレシピが日本に伝わったのは明治時代のことで、はじめは薄餅と呼ばれていました。
それがやがてハットケーキと呼ばれるようになり、昭和初期に温かいケーキというニュアンスの呼び名としてホットケーキが広まります。
日本と海外の呼び名の違いさてその後、1950年代に甘い味付けに調整されたホットケーキミックスが売れた影響もあり、日本ではホットケーキ=甘いものというイメージが定着しました。
その後も、日本では、商品名などでパンケーキという名称が使われることはほとんどありませんでした。かろうじて、海外の絵本や童話などにその名称が残っていた程度です。
子供の頃に海外の童話などを読んで、パンケーキという名前を目にし「ホットケーキはおやつで食べたことがあるけど、パンケーキって何だろう?」と疑問に感じた人は多いと思います。
ところで、海外に「ホットケーキ」という単語が存在しないかというと、そんなことはありません。
ただ、海外ではパンケーキという呼び方が主流のため、お店でホットケーキと注文しても基本的には伝わりません。
しかし、アメリカの一部地域(特に南部)では分厚いパンケーキのことをホットケーキと呼ぶことが多いらしく、そこではかろうじて伝わるようです。