「鎌倉殿の13人」突き進む実朝が見落としているものとは?第43回放送「資格と死角」振り返り (4/7ページ)
トキューサ、後鳥羽上皇をどつく
政子のお付きとして上洛につき合ったトキューサこと北条時房(演:瀬戸康史)。かつて「いつか京都で公家たちと渡り合えるように」と学んだ蹴鞠の腕を発揮する時が来ました。
後鳥羽上皇(演:尾上松也)が寄越した鞠を華麗に蹴って返し、しばし妙技の応酬を繰り広げます。
「東夷(あづまゑびす。東国人に対する蔑称)のくせにやりおるな」
「何だと、この~」
よもや相手が上皇陛下とは思わない時房は、後鳥羽上皇を軽くどつく暴挙に(仮に上皇でなくても、明らかにやんごとなき方に手を出すのはどうかと思いますが)。たちまち捕らわれたものの、上皇によって解放されました。
慈円「北条時房にございます」
後鳥羽上皇「そなたが北条トキューサか」
時房「トキューサにございます!」
蹴鞠の腕と物怖じしない時房を気に入った後鳥羽上皇、「我が子を鎌倉に与える話、進めてやれ」と指示。思いがけない大手柄です。
「また会おう」と去って行った後鳥羽上皇。果たして両者の蹴鞠対決は見られるのでしょうか。
実朝、頼朝を超えるもう子孫は残さないから、せめて高位を望もう。そんな実朝は建保6年(1218年)3月6日、左近衛大将に任じられました。
亡き父・源頼朝(演:大泉洋)の生涯最高位が右近衛大将。右よりも左の方が上位なので、官職としては父を超えたことになります。