「鎌倉殿の13人」突き進む実朝が見落としているものとは?第43回放送「資格と死角」振り返り (5/7ページ)
ちなみに、左近衛大将と同時に左馬寮御監(さまのりょうごげん)を兼任。同年10月9日に内大臣、同じく12月2日には右大臣まで上り詰めました。
朝廷の後ろ盾をいかんなく発揮して強い鎌倉殿を目指す姿は、自らに足りなかった資質を補おうとしているようです。
ただしそれはあくまで朝廷の威を借ってのこと。また朝廷との橋渡しを務める源仲章の台頭と引き換えでした。
また、御家人たちの権力争いを止めることばかりに集中しているため、甥の公暁が露骨に野心を覗かせていることにさえ気づきません。
これは死角というより完全な不注意。やはりある程度の合意は形成しておいた方が良かったのではないでしょうか。
最初は反対していた義時も、朝廷から「人質をとる」という解釈で皇族を鎌倉殿に迎えることに同意します。
順調に昇進し、後継者問題も解決の方向に向かっている。いわばこの時期が、実朝にとってピークだったと言えそうです。
泰時、讃岐守を辞退順風満帆?な実朝は、側近として尽力してくれた北条泰時(演:坂口健太郎)を国司に推挙しようと言い出しました。