イタリア・トスカーナの温泉で発見された2300年前の24体のブロンズ像 (3/4ページ)
「水の中になにかを捧げたのは、水がなにかを報いてくれると期待したからでしょう」
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温泉が古代の像を保存するのに役立った / image credit:the Italian Ministry of Culture
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イタリア、シエナ地方サン・カシャーノ・デイ・バーニの発掘現場
・温泉がブロンズ像を良好な状態で保存してくれた
像が温泉に沈められた真の理由ははっきりはわからない。だが、温泉が像を良好な状態で保存するのに役立ったことは確かだ。
泥が酸素のない環境を作り出し、そのためブロンズ像が微生物から守られたのだと、ピサ大学の考古学者ヘルガ・マイオラーノ氏は語る。
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2300年前にさかのぼるふたつのブロンズ像の頭部
シエナ大学の考古学者、キアラ・フェルモ氏は、こう語る。「これは、全身を宝石で飾られた女性像で、非常に精巧なネックレスとイヤリングをつけています。当時の女性がこうしたいでたちをしていたに違いないというひとつの例です」
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この地域の温泉は、5世紀まで使われていたが、キリスト教の新たな規則によって禁止されてしまった。