百年前も「国葬」の是非で大論争!大隈重信「国民に熱烈支持された理由」 (4/4ページ)
現在、早稲田大学の大隈庭園になっている自邸に温室を作り、当時、まだ一般的に知られていなかったメロンを西瓜のように民衆にもっと手軽に食べさせたいと願い、その栽培と品種改良に努めた。
我々が甘くておいしいマスクメロンを食べられるようになったのは彼のおかげ。ある意味、大隈重信こそが日本人に初めてメロンを奨め、普及させた第一人者といえる。
跡部蛮(あとべ・ばん)1960年、大阪府生まれ。歴史作家、歴史研究家。佛教大学大学院博士後期課程修了。戦国時代を中心に日本史の幅広い時代をテーマに著述活動、講演活動を行う。主な著作に『信長は光秀に「本能寺で家康を討て!」と命じていた』『信長、秀吉、家康「捏造された歴史」』『明智光秀は二人いた!』(いずれも双葉社)などがある。