47都道府県「冬に食べたい!」最新ご当地ラーメン“激うま”No.1「日本全国!絶品麺MAP」2022年冬 (5/5ページ)

日刊大衆

最近は、定番へのアレンジが流行中だとか。

「トンコツラーメン店が飽和状態になった福岡県などでは、スープにアレンジを加え、違いを出すのが主流です。最近は、マー油やニンニクを加えた、『熊本ラーメン系』が注目されています」(遠藤氏)

■ラーメン王国・山形の逸品

 第2位は「鶴岡しょうゆラーメン」(山形県)。新潟市と山形市のライバル関係は、前述の通り。ただ、ラーメン王国の山形には、もともと県内に数多くのご当地麺がある。

「その代表格が、国内屈指の有名店『琴平荘』(鶴岡市)をはじめとする、鶴岡しょうゆ系です。元が旅館だった琴平荘は、宿泊客の少ない冬場に、大広間で中華そばの提供を始めました。毎年10月〜翌年5月の限定営業なので、これからの時期が狙い目ですよ」(前同)

 鶴岡しょうゆ系のスープは、全国のラーメンでもトップクラスの、さっぱりした味わいだ。田沢氏は、こう分析する。

「山形の名物に冷やしラーメンがあり、そのスープは、冷えると固まる動物性の脂を使わず、しょうゆとだしの風味が軸です。そんな透明感のあるスープに慣れ親しんだ県民の舌が、鶴岡しょうゆの、あっさりしたスープを育てたのでは」

■最注目の1位は!青竹打ちの極上食感

 そして、JTMCの大激論の末、栄えある第1位に輝いたのは、『佐野ラーメン』(栃木県)。遠藤氏、田沢氏とも太鼓判を押す、今、最注目のご当地麺である。

「昔の“東京風”によく似た、ホッとするおいしさの中華そばで、中高年にはたまらないはず。店によって、微妙にスープの味わいが異なるのも特徴で、食べ歩きも楽しめます」(前同)

 また、その成り立ちも高評価のポイントに。

「佐野ラーメンは、元は地元の中華屋で出される日常食でしたが、おいしさが評判を呼び、一気に全国へ広がりました。まるで、ローカル演歌歌手が、いつの間にか全国的スターになったような、そんな経緯も含めて魅力的ですね」(同)

■最新のトレンド

 さらに、遠藤氏は、最新のラーメントレンドにも乗っていると言う。

「手もみのように食感を楽しめる麺が、今の主流。その点、佐野ラーメンは“青竹打ち”というシコシコ食感の平麺を使っているので、ピッタリです。現地では、麺づくりの工程を眺めながら、食べられる店もありますので、訪れてみては」

 本誌を片手に、全国のご当地ラーメンを味わってみてほしい。

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