「WBC選出」岩手・大谷翔平や佐々木朗希、千葉・長嶋茂雄、大阪KKコンビ…ご当地プロ野球スター「オラが街の名選手」No.1決定戦 (3/6ページ)
一般の人からも“神奈川で野球やってました”って言われることも多々あるし、野球経験者だけが持つ同族意識みたいなものを感じる場面はいまだに多いよね」(同)
それは他県でも同様のようだ。千葉では、本誌連載でもおなじみの篠塚和典氏が
「長嶋(茂雄)さんは今も特別」と公言すれば、読者からも「ミスターが篠塚を1位指名してくれたときはうれしかった」(71歳・無職)との声が上がった。
「阪神OBである掛布雅之さんも、長嶋さんに憧れ、慕っている。それはやはり、同じ千葉出身であることも大きいようですね」(球界関係者)
■“野球留学”に象徴される裾野の広がり
ただ、そうした野球部特有の“同族意識”も時代とともに移ろいゆくもの。その最たる要因となっているのが“野球留学”に象徴される裾野の広がりだ。
「横浜高だって和歌山から来ていた筒香(嘉智/レンジャーズ)のような例はあるし、涌井(秀章/中日)や近藤(健介/ソフトバンク)は千葉出身。松坂大輔にしても地元は東京だからね。今の現役の子たちには、俺らの頃にはあった“同郷”意識はあんまりない気はするよね」(愛甲氏)
確かに、プロ輩出人数で他を圧倒する強豪・大阪桐蔭高の出身者を見ても、広島出身の中田翔(巨人)や岐阜出身の根尾昂(中日)ら、他県からの選手は多い。DeNAのドラ1新人・松尾汐恩も、同じ関西ながら出身は京都だ。