ベートーヴェンの死因が最新のDNA分析で明らかに。B型肝炎を患っていた可能性 (2/4ページ)
また、27歳の頃から耳が聞こえなくなっていく難聴に悩まされ、ほとんどの聴覚を失ってしまった。
それだけでなく、慢性的な腹痛や下痢に苦しみ、アルコール依存症が疑われるほどお酒が好きだったなど、健康に悩まされたことでも知られている。
死後に行われた解剖では、肝臓・腎臓・脾臓などの内臓の状態がひどく悪かったことが明らかにされている。
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ベートーヴェンの遺髪を分析する研究者 / image credit:Anthi Tiliakou ・ベートーヴェンの死因はB型肝炎だった可能性
今回の調査では、そうした難聴や胃腸障害を引き起こした決定的な原因は見つかっていない。だが肝臓病の原因になる遺伝的なリスクが数多く見つかっている。
しかもベートーヴェンは死ぬ少なくとも数ヶ月前、B型肝炎ウイルスに感染していたようだ。
マックス・プランク進化人類学研究所のヨハネス・クラウゼ氏は、「これが死につながった可能性が高い」とプレスリリースで説明する。
彼がウイルスに感染した理由は不明だが、B型肝炎ウイルスは、母子感染、感染者との性交、あるいは感染者の血液に直接触れることなどでうつる。
特に血液感染の場合、注射器の使い回しといった不衛生な医療器具などからもうつることがある。
以前の研究では、ベートーヴェンは鉛中毒である可能性が示唆されていた。その時に調べた髪の毛から大量の鉛が検出されたからだ。