「志村けん師匠が食べていた黒にんにくを」桑野信義が登場「麻美ゆまのあなたに会いたい!」(後編) (3/3ページ)
最後に会ったのが『バカ殿』(フジテレビ系)の撮影でね。打ち合わせして本番やって……それが最後だから、師匠はまだ、城下で飲んでいるんじゃないかと思っている」
ゆま「そうだったんですね……私なんかより、桑野さんのほうが、おつきあいもずっと長いですもんね」
桑野「志村さんが冠番組を立ち上げたときからのつきあいだからね。『バカ殿』の家老に指名されたのも31歳のときだから、人生の大半、師匠と一緒にいた感じだよ。毎晩のように飲み歩いてもいたからね」
ゆま「やだ、また、泣きそうになってきました……」
桑野「ハハ、今日は本当に会えて良かったよ。へたしたら、それこそ、あのまま会えていなかったかもしれないからな(笑)」
ゆま「私も会えて、よかったです。それにお話を聞けて、桑野さんは本当に強い人だなって思いました」
桑野「いやいや、がんになって実感したよ。ゆまちゃんは、こんなにつらいことを乗り越えてきたんだなって。たまには酒でも飲みに行こうよ……と言いたいところだけど、さすがに、無理だから、今度、一緒に抗がん剤治療でも受けにいかない?(笑)」
ゆま「アハハ!」(おわり)
くわの・のぶよし1957年4月4日、東京都生まれ。クワマンの愛称で親しまれる。1975年に、鈴木雅之らと『シャネルズ』を結成。その後、バラエティタレントとしても活躍し、『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)では、二代目家老役を務めた。