不安を作り出す「不安遺伝子」を抑制する物質を特定。新たな治療法の道が開かれる (1/3ページ)
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誰にでも不安はある。だがその不安や心配が過度になりすぎて日常生活に影響が出ていたら、それは「不安障害」かもしれない。
不安障害には様々な種類があるが、どれも共通して言えることは、精神的な不安から、心と体に様々な不快な変化が生じることだ。世界で最も一般的な精神疾患の一種とされているが、近い将来新たな治療法の道が開かれるかもしれない。
『Nature Communications』(2023年4月25日付)に掲載された研究によると、科学者たちはマウスの脳内に存在する「不安遺伝子」にブレーキをかける物質(マイクロRNA)を特定することに成功したという。
将来的には、不安障害に効果的な治療法が見つかるかもしれないと期待されている。
・不安を感じる脳の中では何が起きているのか?
誰だって時には不安に苛まれることがある。だが、日常生活に支障をきたすほど不安が大きくなり、なかなか消えないようなら「不安障害」なのかもしれない。
不安障害は割と一般的な病気で、パニック障害、全般性不安障害、社会不安障害、強迫性障害など様々な種類がある。
2002~2006年度に厚労省の疫学調査によると、不安障害の生涯有病率は9.2%と報告もされている。