アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~アムルット編 (1/2ページ)
さて今回は《アムルット/AMURUT》です。
こちら《インド》のウイスキーです。今一ピンとこない方も多いでしょう。
実はインドは世界最大のウイスキー消費国でして、もっぱらインド産のウイスキーが飲まれています。
2020年の統計では上位20銘柄中なんと12種がインドのウイスキーです。
とは言えこの12種の中で有名な銘柄は一つもありませんw
5位にようやくジョニーウォーカーが、6位にジャックダニエルが入ってます。
日本からだとサントリーの《角》が18位にランクインしてます。
気になる方は調べて頂けると解るのですが、ちょっとビックリしますよ。
で、今回のアムルットですが、そんなインディアンウイスキーの中でも世界的に認められている蒸留所です。ちなみにランクインはしていません。
アムルットの創業はインド独立の年である1948年。インド南部・カルナータカ州の州都「バンガロール」にあります。
シングルモルトの製造は1985年から始めており、以前《リンドーズアビー》で紹介した《ジム・スワン博士》が1989年からコンサルティング致しました。
特筆すべきは《標高》。 なんと標高914mの高さにあり世界一高い所にある蒸留所のようです。
日本でも白州なんかは700mですし、本坊酒造マルス信州蒸留所は798mと中々のものでございます。
標高が高いと蒸留時に減圧になり、臭みの原因である《フーゼル油臭》が出にくいとの事です。基本的に美味しくなるって事ですね。
話しを《アムルット》に戻しますと、通常スコッチウイスキーの場合だと2~3%である《エンジェルズシェア/天使の取り分》が10~16%もあり、その代り熟成が3年でスコッチの10年分に匹敵するそうです。
《エンジェルズシェア》って解りますか? ウイスキーは樽で《熟成》されるのですが、この時に樽の中のお酒が減っていきます。この事を【天使がこっそり飲んだ分で、その代りに美味しくしていってくれる】と言う何とも素敵な表現で表している事柄です。