「どうする家康」おんな城主瀬名、望月千代と直接対決!?第20回放送「岡崎クーデター」振り返り (10/10ページ)

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「家康の支配下」⇒「信玄を恐れて武田に降伏」⇒「信玄の死後(勝頼じゃダメだと)家康に降伏」⇒「怒った勝頼に攻め落とされる」

このことから「勝頼は信玄さえ落とせなかった高天神城を攻略した名将」という評判が生まれたのです。

厳密に言えば、信玄は高天神城を落とせなかったのではなく「攻め立てるまでもなく降伏させた」のでした。

戦わずに勝ってこそ最上。まさに信玄が愛読した『孫子』兵法そのもの。しかし、そんな予備知識がなければ視聴者は混乱してしまうでしょう。

劇中で一度高天神城が奪われているのですから、再び奪われた描写をするのであれば、一度は徳川の手に戻っていたことを説明してあげた方が親切です。

多くの視聴者は「大河ドラマがキッカケで歴史に興味を持つ」のであって、決して「歴史の予備知識を仕込んでおかねば、大河ドラマを満足に楽しめない」とは思っていないでしょうから。

次週・第21回放送「長篠を救え!」

さて、岡崎城の奪取に失敗した勝頼は、次なる標的として長篠城を狙います。

ここを守備するのは奥平信昌(演:白洲迅)、やがて亀姫(演:當真あみ)と結婚するため、次回あたりいい感じになるのでしょう。

また、信昌に仕える鳥居強右衛門(演:岡崎体育)が登場。公式サイトに「戦国版走れメロス」と紹介されている通り、全力疾走が見どころです。

いわゆる長篠の戦い(天正3・1575年5月21日)が始まるのですが、武田の騎馬軍団が火縄銃によって撃破されるお馴染みの名場面は描かれるのでしょうか。

……それにしても、今回は家康と瀬名の格差を痛感させられました。

第1回以来、ほとんど成長が見られない家康に対して、暴走気味ながら、女城主?としての貫禄を見せた瀬名。

果たして家康は主人公に、そして瀬名の夫にふさわしく成長できるのか、今後も見届けていきましょう!

※参考文献:

『徳川実紀 第壹編』国立国会図書館デジタルコレクション 平山優【徳川家康と武田信玄』角川新書、2022年11月 鴨川達夫『武田信玄と勝頼 文書にみる戦国大名実像』岩波新書、2007年3月

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