男性の座りション大国ドイツ、その背景にあるもの。そして日本は? (4/6ページ)

カラパイア



 では健康面とはどういうことか? それは座った方がおしっこがスムーズに出るのだという。

 2014年のレイデン大学医学センターの泌尿器科の研究者による調査では、座って排尿することで、排尿時間が短縮され、尿の最大流量が増え、排尿後の残尿量が減ることが示されたという。

 特に前立腺肥大などの排尿障害がある男性だと、座った方が膀胱からより多くのおしっこを排泄できるのだそうだ。

[画像を見る]

2000年代後半より、ドイツのトイレにはこんなステッカーが張られ、男性に座りションをうながした / image credit: immi.de■ ドイツでは、立ちションが原因で裁判沙汰になったことも

 座りションの本場ドイツであっても、おしっこの仕方を強要されることに抵抗を覚える男性もいる。

 ドイツ人男性の10人に1人は絶対的シッツピンクラー(つまり、いつも立っておしっこする人)で、2015年にはおしっこの仕方をめぐって裁判沙汰にまでなっている。

 デュッセルドルフで開かれたその裁判は、敷金の返金を求める借主とそれを拒む貸主で争われたものだ。

 その大家さんは、借主が立ちションを続けたことでトイレの大理石が傷んだとして、1900ユーロ(約25万円)の敷金の返還を拒否していたのだ。

 裁判官は立ちション派の借主を支持。「この問題に関して、男性の社会的な制約が進んではいるものの、立ったまま排尿することはまだ一般的な習慣」であると述べている。
「男性の座りション大国ドイツ、その背景にあるもの。そして日本は?」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る