【どうする家康】戦国版”走れメロス”鳥居強右衛門とは何者か?忠義を貫いた最期がコチラ (3/5ページ)
はやはや城ちかくに。はた物にあげさせ給へと申たれバ。其ごとく城ちかくに。かけたれバ。……
そこで強右衛門は答えます。
「命をお助け下さるだけでもかたじけなく存じ奉り候ものを、さらに知行まで下さるとは、お断りする理由などございませぬ」
という訳で、さっそく強右衛門は磔にかけられ、長篠城内へ向かって大音声を張り上げました。
「援軍が来るぞ!」命を捨てて忠義の雄叫び![](https://image.dailynewsonline.jp/media/6/9/69d6e54822f8f26289648950a9f76e71c31536b1_w=666_hs=c64be9ee5dbb8abb61fb136cb44db99e.png)
……城中之衆出而。聞給へ。鳥居寿祢右衛門こそ。志のびて入とて召とら寿。如此に成而候へと申たれバ。ことこと出而寿祢右衛門かと云。其時。寿祢右衛門申たるハ。信長は出させ給ハぬと申せ。命を扶け、其故地行チくれんとハ申が。信長は岡崎迄御出馬有ぞ。上之助殿ハや■た迄御出馬也。先手ハ。市之宮本野が原に。まんまんと陣取而有。家康信康ハ。野田へう津らせ賜ひて有。城けんご尓毛ち給へ。三日之内に御うんをひらかせ給ふべしと。……
「みんな、聞こえるか!強右衛門じゃ!」
すると城内から仲間たちが、わらわらと顔をのぞかせます。