2023年第1四半期インドスマートフォン市場の出荷量を発表〜記録的な前年同期比19%の下落。5Gスマートフォンは出荷全体の43%に〜 (4/7ページ)

バリュープレス

Samsungの高価格帯端末セグメント(45,000インドルピー・約7.6万円超)は、S23の発売が好調だったことと支払いプランの充実により2023年第1四半期は前年同期比247%の成長となった。

Vivo: 第2位を守り、2023年第1四半期のシェアは17%だった。前年同期比では3%の減少となったものの、同社がどの販売チャネルでもプレゼンスが高いことと、コスパが良いことが、第2位に繋がった。vivoはコストパフォーマンス価格帯の高価格帯端末機(30,000~45,000インドルピー・約5.1~7.6万円)においては40%のシェアで首位だった。Vシリーズが貢献に寄与した。

Xiaomi: 2022年第1四半期と比較して大きく落ち込み、2023年第1四半期は第3位の16%シェアとなった。落ち込みは前年同期比44%となり、同社にとって過去最悪の記録となった。10,000インドルピー(約1.7万円)未満のセグメントで需要が低迷したこと、オフラインチャンネルの需要が伸びる中でオンラインチャンネルに依存してしまったこと、商品ポートフォリオがわかりにくかったことがこの結果に繋がった。その中でRedmi Note 12シリーズは消費者の反応がポジティブであり、Xiaomiの出荷全体の14%を占めた。

OPPO: インドスマートフォン市場で第4位となり、前年同期比では9%成長、シェアは12%だった。同社は一貫して上位機種の出荷を拡大しており、とりわけ中位の上側の端末(20,000~30,000インドルピー・約3.4~5.1万円)を集中して攻めることで、このセグメントにおいて最も成長したメーカーとなっている。このセグメントでは、Fシリーズの好調のおかげで前年同期比144%だった。

Realme: 2023年第1四半期に前年同期比52%下落して第5位に後退した。シェアは9%であった。realmeは、過剰在庫や10,000インドルピー(約1.7万円)未満のセグメント市場環境が悪いことの影響から抜け出せていない。同社は顧客層を増やすためにオフラインの小売り店舗を拡大させている。また、新発売のC55シリーズは今期好調で出荷の11%を占めた。

「2023年第1四半期インドスマートフォン市場の出荷量を発表〜記録的な前年同期比19%の下落。5Gスマートフォンは出荷全体の43%に〜」のページです。デイリーニュースオンラインは、カウンターポイント社SamsungフィーチャーフォンOPPOAppleネットなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る