記録上最も古い15万3000年前のホモ・サピエンスの足跡を南アフリカで発見 (3/4ページ)
もう1つの理由は、広い砂浜は日照時間が長く、しかも砂が風で運ばれて砂丘を作り出すため、もともとあった光を取り除いてくれることだ。
こうした条件のために、光ルミネッセンス法の信頼性がアップする。これまでも、この分析法によって、ここで発見されたさまざまな遺物の年代測定が行われてきた。
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発見された足跡の光ルミネッセンス法解析 / image credit:Charles Helm・東アフリカと南アフリカの足跡の違い
すでに述べたように、アフリカの足跡遺跡は主に東アフリカと南アフリカに分布している。だが、両者の足跡には大きな違いがある。
東アフリカの足跡遺跡はかなり古いのだ。たとえばラエトリ遺跡のものなら一番古いものは366万年前、一番新しいものでも70万年前のものだ。
またその足跡はホモ・サピエンスのものではない。アウストラロピテクス、ホモ・ハイデルベルゲンシス、ホモ・エレクトスといった古い人類が残したものだのだ。
それとは対照的に南アフリカの足跡はずっと新しく、どれもホモ・サピエンスのものだと考えられている。
だが、この地域にもっと古い足跡が隠されている可能性もある。
今回の研究チームによるなら、私たちの祖先についてもっと知るために、40万年前から200万年以上前の古い堆積物も調べる必要があるとのことだ。