「どうする家康」♪走れ、走れ、強右衛門~♪第21回放送「長篠を救え!」振り返り (2/9ページ)
鳥居強右衛門のこと
長篠城を脱出、家康の元へ向かう強右衛門。月岡芳年「皇国二十四功 鳥居強右衛門勝高」
とうの昔に判っていました……この強右衛門が「阿月(演:伊東蒼)の二番煎じじゃん」と思われてしまうであろうことを。
それとも制作当局は、どうせ視聴者はそんな前のことを覚えていないと思ったのでしょうか。
武田軍の完全包囲を突破して家康に援軍を求め、帰る途中で武田軍に捕らわれ、処刑される大筋は大河ドラマの通りです。
伝承のまま真剣に演じるだけで十二分に感動できるエピソードなのに、創作キャラの阿月をねじ込んだことで魅力が損なわれてしまいました。
また、劇中のろくでなし設定は完全に蛇足ではないでしょうか。もちろん自作?テーマソングも。
そもそも伝令の任務はろくでなしには務まりません。古今東西、情報処理の精度こそ組織の生命線でした。
いい加減なヤツに伝令を任せて、もし買収されたり、殺されたりしたらそこで希望は絶たれてしまいます。
よもや「伝令なんて、お使いみたいなものでしょ?」程度の認識じゃいますまいね?
もしそうだとしたら、戦国時代に限らず、軍事を取り扱う作品においては致命的な不覚悟と言えるでしょう。