みんな大好き「天津甘栗(てんしんあまぐり)」の由来は?意外と浅い「栗のお菓子」の歴史 (1/3ページ)

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みんな大好き「天津甘栗(てんしんあまぐり)」の由来は?意外と浅い「栗のお菓子」の歴史

「甘栗」は中国由来

今も多くの人に愛されている菓子・天津甘栗(てんしんあまぐり)の歴史を見ていきましょう。

まず押さえておきたいのは、いわゆる「甘栗」という言葉には、栗の品種としての意味と、食べ物(お菓子)としての意味の二種類あるということです。

品種としての甘栗は、中国原産の栗のことです。日本国産の栗のことは和栗と言います。和栗は、加熱するとホクホクした食感になり香り高いのが特徴。一方の甘栗(中国の栗)は柔らかい食感で甘みが強めです。

つまり、栗の甘味を求めるなら、中国産の甘栗が適しているというわけです。

次に食べ物(お菓子)としての甘栗ですが、これは甘栗を小石の中に入れてじっくりと熱して、糖液をかけて蒸らすことで作られます。糖液によって一粒一粒がツヤツヤし、宝石のような見た目になるのも大きな特徴ですね。

材料の甘栗が中国産なら、この製法も中国由来のものです。日本ではこの製法によって作られたお菓子を天津甘栗と呼びますが、実は中国では「糖炒栗子(タンチャオリーズ)」といい、秋に新栗が出る頃に食べられる季節品です。

では、この糖炒栗子はどのように日本に伝わり、「天津甘栗」になったのでしょうか。

浅草で初登場

日本で天津甘栗が食べられるようになったきっかけは、1910年に東京・浅草の仲見世で、中国人の李金章という人が、日本初の甘栗店である「金升屋」をオープンさせたことでした。

この店で用いられていた原料の栗は、山東や大連・天津などの中国各地から輸入されていたようです。

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