人間の皮膚には肉眼では見えない隠れた模様「ブラシュコ線」がある (1/5ページ)
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動物の柄のように、一見してはわからないが、実は人間にも皮膚に模様があるという。肉眼で見えないのは、皮膚の形成方法がちょっと特殊なためだ。
模様のある動物たちは、1個体の中で毛の色を分ける遺伝子メカニズムをもっているが、人間は体の中で皮膚や毛の色を分けるようなシステムにはなっていない。
とはいえ、私たちが、自身の体にトラのように美しい縞模様や、ウシのようなかわいらしいブチを見つけることはできないからといって、それが存在しないというわけではなく、誰もが生まれつき持っている。
この人間の模様は「ブラシュコ線」と呼ばれており、こうした縞模様や斑点は、湿疹や白斑といったさまざまな皮膚の状態として現れることがあるという。
・人間の体にある見えない模様「ブラシュコ線」
20世紀始め、ドイツの皮膚科医アルフレッド・ブラシュコ氏が、150人以上の患者の皮膚を研究した。
体じゅうに現れるほくろや母斑、その他の皮膚状態のパターンに注目し、それらがどうやら、一定のラインに沿って発生しているように見えることを発見した。
こうしたラインは、どうやら生まれたときから存在していたと思われ、血管や神経など、すでに知られている体のシステムとは関係がなく、胸に曲線、背中に山型、臀部に渦巻のような模様が作り出されている。
ブラシュコ氏の名にちなんで、こうした人間の模様は、ブラシュコ線と呼ばれている。