「どうする家康」まさか、本当にやっちまった!?第27回放送「安土城の決闘」振り返り (2/10ページ)
3日間にわたる豪勢な料理に不手際があったとすれば、当の信長が怒り狂って(その様子を側近の太田牛一が記録して)いるはず。
劇中の「鯉が傷んでいた」というネタは江戸時代の逸話集『川角太閤記』にありました(史料的な信憑性は今一つですが、一定の価値が認められてしばしば引用されます)。
……夏故、用意のなまざかな、殊の外、さかり申し候故、門へ御入りなされ候とひとしく、風につれ、悪しき匂ひ吹き来たり候。其のかほり御聞き付けなされ、以の外御腹立にて、料理の間へ直に御成なされ候。此の様子にては、家康卿御馳走はなる間敷と、御腹立ちなされ候て、堀久太郎所へ御宿仰せ付けられ候……
※『川角太閤記』巻之一
【意訳】夏の暑さによって、せっかく用意した鮮魚が傷んでしまった。その匂いが風に乗ってきたのを嗅ぎつけた信長が、怒り狂って光秀を解任。代わりに堀秀政(ほり ひでまさ。久太郎)を任じた。
明智光秀(武智光秀)を折檻する森蘭丸(保里の蘭丸)。織田信長(太田春永)がそれを眺めている。歌川豊国筆
劇中では信長が必殺ちゃぶ台返しを繰り出し、光秀を殴る蹴るしていましたが、物語によっては森乱(演:大西利空。