南極の「血の滝」が赤い理由。その詳細が明らかに (1/6ページ)
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南極大陸東部のテイラー氷河には、まるで血のように赤くそまった滝がある。1911年に初めて発見された「血の滝(Blood Falls)」は、なぜこんな不気味な色をしているのか?
これまで、海水とともに氷河に閉じ込められた微生物たちが数百年の歳月をかけ、鉄分を分解した結果、赤く染まったと考えられてきたが、その詳細がようやく明らかになったようだ。
・南極の氷河を赤く染める「血の滝」
青白い氷と雪しかないはずの世界で、まさか地平線に真っ赤なものを見るとは誰も思わないだろう。
1911年、英国の南極探検隊は、氷で覆われた湖に向かって氷河が血を流しているように見える光景を発見して驚愕した。
この氷河は、1910年から1913年の遠征の際に、最初にこの血の滝に気がついた英国の科学者、トーマス・グリフィス・テイラーの名にちなんで、テイラー氷河と名づけられた。
それはまさに「血の滝」のようだったが、なぜ、こんな不気味な色が発生するのか、専門家たちがその詳細を解明するのに、1世紀以上かかった。