恐竜が出現する前、5億年前のクラゲの化石を発見。地球最古のクラゲの可能性 (2/4ページ)

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 そこでは長い時間と圧力が魔法のような力を発揮して、当時の生き物の軟組織を化石にしてくれるのだ。

 たとえば、奇妙な姿で一度見れば絶対に忘れられない古代生物「アノマロカリス」も、このバージェス頁岩で発見された珍しい化石の一つだ。

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バージェス頁岩に保存されていたカンブリア紀のクラゲ「バージェソメドゥーサ」(右)とアノマロカリス(左) / image credit:Desmond Collins c Royal Ontario Museum・地球最古の可能性が高いクラゲの発見で、進化の謎が解き明かされる
 刺胞動物であるクラゲもまた、柔らかく、なかなか化石にならない生き物だ。だが、まったく例がないわけではない。

 刺胞動物はかなり変わったライフスタイルを持つ生き物で、イソギンチャクのように岩にくっつく「ポリプ」と、水中を浮遊する「クラゲ」の二つの生活モードがある。

 そして特に前者のポリプの化石なら、中国湖北省の地層からカンブリア紀初期のものが報告されている。

 ここもバージェス頁岩に匹敵する有名なラーガーシュテッテで、ここで発掘された化石を「清江生物群」という。

 なお、ポリプとクラゲはまったく別の生き物というわけではなく、生活様式のようなものだ。だから一生のうちにポリプからクラゲになる種もいるし、ポリプのまま生きる種もいる。
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