恐竜が出現する前、5億年前のクラゲの化石を発見。地球最古のクラゲの可能性 (3/4ページ)
だが進化的には、まずポリプが誕生し、それから水中を浮遊するクラゲスタイルを進化させたと考えられているのだが、それを実証するのは、クラゲの化石が希少なために難しい。
それらしいものが見つかったこともあったが、それはクラゲとはまた別のクシクラゲ(有櫛動物というまったく別の”門”の生き物だ)の化石であることが判明している。
今回発見された地球最古の可能性があるクラゲ、バージェソメドゥーサの発見は、こうしたクラゲの進化の歴史を解き明かす重要なヒントになってくれるだろう。
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2体のバージェソメドゥーサ・ファスミフォルミスの化石。触手まできれいに残されている / image credit:ean-Bernard Caron c Royal Ontario Museum
多種多様な生物が誕生したカンブリア紀の海だが、化石を見るかぎり、硬い殻を持つ生物だけがひしめいていたかのような印象を受ける。
ところが、実際にはクラゲのように体が柔らかい生き物だっていたのだ。
この研究は『Proceedings of the Royal Society B Biological Sciences』(2023年8月2日付)に掲載された。
追記:(2023/08/05)本文を一部訂正して再送します。