恐竜が出現する前、5億年前のクラゲの化石を発見。地球最古のクラゲの可能性 (1/4ページ)
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カナダのカナダのロッキー山脈には、カンブリア紀の海棲動物の化石がたくさん埋まった、5億500万年以上前の地層「バージェス頁岩」があり、これまでもさまざま太古の海の生物たちが発掘されてきた。
そして今回、驚くべき発見がもたらされた。それは、恐竜が出現するずっと前に海を泳いでいた170点以上のクラゲの化石だ。
軟組織が化石になることはとても珍しいが、このカンブリア紀のクラゲたちは、触手のような細部まできれいに保存されていた。
とりわけ新種である「バージェソメドゥーサ・ファスミフォルミス(Burgessomedusa phasmiformis)は、これまでに発見されたものとしては最古のクラゲの可能性が高いという。
・軟組織も化石にしてくれる「バージェス頁岩」
ほとんどの化石は、長い年月を耐えることができる硬い骨から作られる。ところが、デリケートですぐに傷んでしまう軟組織は、なかなか化石にならない。
軟組織が化石化するには、普通の地層とは違うかなり恵まれた条件と幸運が必要になる。そうしたとりわけ保存状態のいい化石が発掘される堆積層のことを「ラーガーシュテッテ」という。
特に有名なのは、カナダ、ブリティッシュコロンビア州にあるカンブリア紀の地層「バージェス頁岩」だ。
ここはかつて海の中で、そこに生息していた生き物たちが死ぬと、砂よりも粒子が細かい「シルト(沈泥)」に埋もれた。