大谷翔平VS伝説の大打者5人「どっちがすごい?」夢の6番勝負 (2/6ページ)
「根っからの“野球小僧”。周囲の評価は二の次で、何より野球が楽しくてしかたないという気持ちが、2人からは伝わってくるよね」
感情豊かなプレー中の表情だけでなく、あの有名なひと言にも野球を楽しむ大谷が見て取れるという。
「“ここで決めれば”などと承認欲求が先に立って、重圧を感じる場面でも、彼らは難なく結果を出す。その精神性を端的に表していたのが、例の“憧れるのをやめましょう”だよね」(前同)
松永氏は、今年の大谷の進化も「本人は感覚的にやっているのでは」と言う。
「解説者連中は“バットが下から出るようになった”とか、したり顔で技術論を語るけど、本人の中では“今日はこんな感じ”ぐらいの感覚で微調整してるだけだと思うんだよね。もちろん日々、研究はしているだろうけど、基本は来た球に反応している。そういう意味でも、長嶋さんに近いよね」
では、ミスターと双璧をなす王との対決はどうか。
■王貞治の凄さ
通算868本塁打は今なお燦然と輝く世界記録で、2170打点、出塁率4割4分6厘、長打率6割3分4厘など、打撃主要3部門の通算成績でも、堂々の歴代1位に君臨する。
野球データの解析を専門とする株式会社DELTAのアナリスト・大南淳氏も、そのすごさをこう評する。
「過去のNPBでの成績と現在のMLBのそれを同列に比較できませんが、今季の打者大谷に比肩できる選手がいるとすれば、王さん。セイバーメトリクス的な観点からすれば、代名詞の本塁打はむしろ一側面。王さんの本質は、四球を選ぶ能力など、圧倒的な総合力の高さにあるんです」
現役時代に左の好打者として鳴らし、史上最多3度の三冠王に輝く落合博満に師事した愛甲猛氏は「技術だけなら、王さんのほうが大谷より上」と語る。