脳に電気刺激を与えることで数学の学習効果が向上する可能性 (2/4ページ)

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 そこでコーエン・カドシュ教授らは、勉強をする前に脳の前部を外側から電気ノイズで刺激すれば、数学が苦手な人でも学習効果を上げられるのではないかと考えた。

 電気ノイズは、脳内のナトリウムチャネルに作用する。するとそれがニューロン(神経細胞)の細胞膜に干渉し、皮質を活性化させてくれるからだ。

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・脳に電気刺激を与えることで数学の学習効果向上
 それを確かめるための実験で、102人の参加者を電気ノイズで刺激するグループとそうでないグループに分け、かけ算を解いてもらうことで、刺激が学習や脳波に与える影響を調べた。

 その結果は、電気ノイズで脳を刺激したグループは、数学の学習効果が向上したことが判明した。

 さらに、数学が苦手な人ほどその効果が高いことも分かった。

 数学で、脳が活性化しにくい人ほど、電気ノイズ刺激を受けやすく、学習効果が大きくアップしたのだ。

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興奮/抑制と非周期性指数。(A) 脳波のパワー・周波数スペクトルにおける周期的活動と非周期的活動の違い (B) 脳波スペクトルに示された対数・対数空間における非周期性指数 (C) (D) 局所電位と比較して、興奮/抑制が高いと非周期性指数がより平坦(ゼロに近づく)になり、興奮/抑制が低い(抑制が強い)と指数がマイナスの急勾配になることが示されている。 / image credit:PLOS Biology (2023). DOI: 10.1371/journal.pbio.3002193

 逆に言うと、数学が得意な人にとってはあまり意味がないということでもある。
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