もしも無実の罪に問われたら?怒りは最悪の対応、さらに疑われ有罪の印象を与えてしまう (3/6ページ)

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 沈黙の条件に関しては、スミスは憲法修正第5条(自分に不利な証言をすることから身を守る)を行使した。

その他の条件の反応は下記のとおり。
・冷静:私がこんな罪で告発されるなんて、本当に信じられません
・苛立ち:私がこんな罪で告発されるなんて、イライラします
・怒り:私がこんな罪で告発されるなんて許せない、激怒しています
 参加者は、スミスがなにも言わずに黙っているとき、もっとも有罪だと判断した。

 さらに、怒っているときも有罪だと思い、イライラしているときは、冷静なときよりも有罪だと考えた。

 同じような実験で、ネイサンという架空の人物が非難されたふたつのシナリオのうちどちらかひとつを参加者に読んでもらった。

 ガールフレンドを裏切って浮気した、雇用主から金を盗んだというふたつの罪で非難されたが、はっきり有罪だと決まったわけではない。

 それに対するネイサンの2通りの反応を、参加者はランダムに知らされる。ひとつは怒りの反応。「ネイサンは、"私がそんなことをするとあなたがたに疑われるなんて、とても怒りをおぼえる"と、声を荒げて怒り、罪を否定して叫んだ」

 もうひとつは冷静な反応。「ネイサンは冷静に罪を否定し、"私がこんなことをしたと思われるなんて、とても信じられません"と言った」

 この実験でも、参加者は怒りの反応を見せたほうがより有罪だと判断した。

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 怒りを有罪のサインとみなすのは、一般人だけなのだろうか?

 この考えを検証するために、今度は同じ実験を、不正調査員や監査役など、他者の罪について正式に重大な判断を下さなくてはならない専門家を対象に行った。

 専門家でも、やはり怒りの反応のほうが有罪だと判断した。興味深いことに、専門家は沈黙を続けるのも有罪の兆候だと考えていた。
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