世界の二刀流・大谷翔平「2023衝撃の瞬間」舞台裏20【画像】スーパープレー「衝撃の瞬間リスト」 (2/6ページ)
この光景を見て出た言葉だったんでしょう」(前同)
その決勝戦で大谷は、9回のマウンドに上がり、トラウトから三振を奪って試合を締めるという、漫画のような展開で感動を呼んだ。
「あそこは1点差、一打同点の場面。主砲・吉田正尚(30)を下げてまでの大谷の抑え起用は、実は“諸刃の剣”でもあった。栗山英樹監督( 62 )の決断を、意気に感じた“教え子”が気迫で圧倒したわけです」(前同)
ちなみに、“2023年仕様”に進化した投手・大谷の変貌ぶりが、顕著に出たのも同じ場面だった。
ジャパンベースボールデータ社のアナリスト・大南淳氏が、こう指摘する。
「大谷選手がスプリットに代わる決め球として昨季以降、急激に投球割合を増やしているのが“スイーパー”。この球はデータ上でも、右打者に有効なことが分かっている。メジャー屈指の右打者であるトラウトとの、あの対決は、いわばここ数年の投手・大谷の象徴的な姿でもあったわけです」
■メジャーリーグ開幕しても大活躍
その予感通り、WBC後わずか9日で開幕を迎えた大リーグでも大谷は絶好調。
2年連続の開幕投手となった30日のアスレチック戦では、初勝利こそならなかったが、6回を2安打無失点、10奪三振と圧倒した。
大リーグ評論家の福島良一氏が、こう続ける。
「序盤の大谷は、特に投手として5戦で3勝、負けなし、防御率も0.64と最高の滑り出し。4連勝で終えた4月の時点では、“サイ・ヤング賞最有力”の声が早くも上がったほどでした」
4勝目を挙げた4月27日のアスレチックス戦では、今季最速の101.2マイル(約163キロ)を記録。打っても、本塁打が出れば、先発投手では史上初となるサイクルヒット“未遂”も達成した。