密売業者から押収されたセンザンコウがこれまで知られていない新種であることが判明、8種から9種へ (2/3ページ)
2012年と2013年に香港で押収された27点のウロコを調べてみたところ、すでに知られている8種とは違うセンザンコウの存在が浮かび上がってきたのだ。
しかし、このときは遺伝的な証拠が足りず、はっきりと結論を出すことができなかった。
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・押収されたセンザンコウがこれまで知られていない9種目と判明
今回『PNAS』(2023年9月25日付)に掲載された研究では、2015年と2019年に中国雲南省で密売業者から押収されたウロコが調べられた。
そのゲノムをほかの8種と比べてみたところ、これまで知られていた8種とは異なる新種の存在がはっきりしたのだ。
その新種は「マニス属」に属しているらしく、その謎めいた素性にちなんで「マニス・ミステリア(Manis mysteria)」とひとまず命名されている。500万年ほど前、フィリピンやマレー半島に生息するセンザンコウから分岐した種である可能性が高いという。
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香港で押収されたこれまで知られていなかったセンザンコウの鱗とその一部/ image credit:Yien Mo ・すでに絶滅の危機に瀕している
せっかくの新しい出会いだが、喜んでばかりもいられない。ほかのセンザンコウと同じく、この新しい仲間も絶滅の危機が迫っているのだ。