古代ギリシャではスカートをはくことが男らしさの象徴だった (1/3ページ)
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男らしさというと、屈強な戦士や怖れを知らぬ剣闘士のようなマッチョなイメージが浮かぶ。しかし、歴史というものは驚きの連続で、男らしさの領域でも、なんともひねくれた観点がある。
そのひとつは古代ギリシャに由来するもので、当時、男性がスカートをはくのは、ファッショナブルであるだけでなく、男らしさの象徴ともされていたというのだ。
・スカートをはいたスパルタ人
古代ギリシャ、とくに古典時代(紀元前800~紀元前323年頃)では、スカートは男女ともにギリシャの伝統的な服装の必須アイテムだった。
男性は、長方形の生地をピンやボタンで留める膝丈スカートのようなシンプルな衣服キトンと、その上にまとう大ぶりのショール、ヒマティオンを身に着けていた。
このいでたちは、温暖な地中海気候に実用的であるだけでなく、強さとパワーを表すものでもあったという。
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戦場での勇猛な武勇の代名詞ともいえるスパルタ人たちは、ウールで作られたベルトつきの短いスカート、ぺリスケリスを誇らしげに着用していた。
やはり実用性と象徴性を併せ持つことから、採用されたようだ。このいでたちだと、戦場での移動が容易になり、戦いに大きな利点となった。
さらに、スカートをはくという選択は、軍隊生活に献身し、贅沢を退ける戦士の精神に合致し、より広く習慣化されていったと思われる。