「復習してないと『帰れ!』『立っとけ!』とチョークを飛ばす怖い先生。高校卒業後に手紙を送ると、彼の妻から返事が届き...」(大阪府・40代女性) (2/3ページ)
受験後、どうしても御礼を伝えたい気持ちが湧き、迷った末に高校に連絡先を聞いて先生のご自宅に電話を入れた。
先生の妻が電話に出て、「今、本人は入院していて...。御礼はお伝えしておきますね」と言われたので、改めてお手紙を送った。どうしても、先生に直接、心からの御礼を伝えたかった。
後日、先生の妻から丁寧なお返事が届いた。こう書かれていた。
「お手紙が着いた日は、主人の告別式の日でした。お手紙をお棺の中にお納めしました。喜んでくれていると思います」高校生の娘に化学の質問をされた時に
間に合わなかったのか。いや、間に合ったのか。
もう少し早く行動していれば......という思いもあるが、きっと先生に思いは伝えられたと思う。理科職員室に質問に行くと、煙草臭い部屋でニコニコして質問に答えてくれたことを思い出す。本当に熱い、愛のある先生だった。

今も、高校化学の分厚いノートは大切にとってある。先日、高校生になった娘に「ここ教えて」とモル計算について聞かれたときに、スラスラと教えてやれたのは、自分でも驚いた。娘にも高校時代の化学のノートを見せてみたところ、あまり興味がない様子だったが、まだ大切に保管しておくつもりだ。また、役に立つときがくるかもしれない。
化学の授業前、私も含め同級生たちが慌てふためいて復習していた風景を微笑ましく思います。
娘も、あの頃の私たちと同じ歳になった。どうかしっかりと学び、熱い思いをもった恩師に出会い、夢を持ち、真っ直ぐに歩いていって欲しいと願う。
そうですよね、先生。
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