米軍兵士の7割近くが太り過ぎであることが判明し、国家安全保障に懸念 (2/3ページ)
ところが、これが新兵の入隊を妨げる大きな要因になっている。というのも、入隊志願者が不採用となる主な要因が肥満であるからだ。
現在17歳から24歳までのアメリカ人のうち、学業面および身体面で兵士の資格をクリアしているのは、わずか4分の1以下。
この状況を裏付けるように、今年4月、ランディ・ジョージ陸軍参謀総長とリサ・フランケッティ海軍作戦副部長(いずれも当時の肩書き)は、下院軍事サービス準備小委員会に対し、陸海空軍は定員割れする恐れがあると報告している。
実際、2023年度の募集では、陸軍に5万5000人近い兵士が入隊し、去年とは打って変わって(2022年度は25%の不足だった)目標人数に達したが、空軍と海軍ではそれぞれ2700人と7450人ほど目標に届かなかった。
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アメリカ安全保障プロジェクトは「肥満」カテゴリーに分類される兵士の数が過去10年間で2倍以上に増加したと判断した(2012年の10.4%から昨年は21.6%となった) / image credit:American Security Project・兵士に医学的なダイエットを受けさせるべき
こうした状況を受け、American Security Projectは、肥満の兵士にはきちんとした治療を受けさせるとともに、定期的に肥満に関連する報告を作成し、議会にもBMIなどのデータを提出するよう、国防総省に勧告している。
「肥満のスクリーニングを適切に行うことで、軍は事前に肥満対策を講じれるようになる」
その一方で、肥満は健康上の問題であって、道徳的な落ち度ではないため、太りすぎた兵士に罰を与えるべきではないとも主張する。
「肥満を意志の弱さや規律の乱れと決めつけてしまえば、兵士は治療を受けたがらなくなり、指揮官や医療関係者も対応しにくくなるだろう。