充電はこれでOK。体内で発電する生分解性ワイヤレス充電器が開発される (2/3ページ)
だからといって、皮膚に大きなバッテリーを取りつけるようなやり方では、炎症を起こす恐れがある。
中国、蘭州大学の研究チームが考案したのは、こうした問題点を解決してくれるインプラント専用ワイヤレス充電器だ。
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・体内で作った電気を利用する生分解性ワイヤレス充電器
新開発のワイヤレス充電システムは、体内で発電する「マグネシウム製コイル」、電気を交流から直流に変換する「整流モジュール」、バッテリーとなる「亜鉛イオン・ハイブリッドスーパーキャパシタ」で構成されている。
これらをポリマーやワックスで作られたシートにデバイスと一緒に載せ、体内に移植する。シートは柔らかく柔軟に曲がるので、複雑な体内でもフィットする仕様だ。
体内のスーパーキャパシタを充電するには、もうひとつのマグネシウム製コイルをちょうどインプラントの上にくるよう皮膚に当てる。
こうすることで、体外のコイルが「送信コイル」として機能し、ワイヤレスで充電することができる。
スーパーキャパシタの特徴の1つは、電気エネルギーをそのまま蓄えるところだ。そのため化学エネルギーの形で電気を蓄える一般的な電池に比べ、素早い充電や放電が可能になる。
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テスト中のインプラント専用ワイヤレス充電器 / image credit:Lanzhou University・ワイヤレス充電器は2か月で完全に溶けて体にも害はない
研究チームがラットで試験してみたところ、ワイヤレス充電器は最大10日間作動し、2ヶ月で完全に溶けたそうだ。