進化はこれまで考えられていたほどランダムではないことが新たな研究で判明 (1/3ページ)
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新たな研究によると、進化はこれまで考えられていたほどランダムではなく、予測不可能なものではないそうだ。
個性豊かで奇妙な生物たちを見ていると、それを作り出した進化の軌跡は不確実性もので、予測するのが難しいと思われていた。
ところが英国ノッティンガム大学の研究チームによって、遺伝子同士には協力や対立関係があることが判明した。
それはつまり、ランダムに見える進化であってもそれまでの経緯に左右されており、その後のこともある程度は予測できるということだ。
『PNAS』(2023年12月26日付)で発表されたこの事実は、薬剤耐性菌との戦いや、さらには温暖化防止対策にもなる可能性があるという。
・進化の軌跡は予測可能か?
今回の研究では、「進化の軌跡は予測可能か?」という重要な疑問に答えるため、パンゲノム解析が行われている。
これは、ある種の全ての菌株のゲノムを比較して、共通する遺伝子と特異的な遺伝子を明らかにする手法で、1つの細菌種が持つ2500の完全なゲノムデータを分析した。
そのゲノムデータを「ランダムフォレスト」という機械学習法で、数十万時間分もの処理を行い、何かパターンがないか探してみる。
まず探されたのは、配列や機能が似ている「遺伝子ファミリー」だ。こうした遺伝子ファミリーを比べることで、ゲノム同士がどのくらい似ているのか知ることができる。・遺伝子ファミリー同士には協力関係や対立関係がある
そして浮かび上がったのが、遺伝子ファミリー同士には、協力関係や対立関係があるといういことだ。
例えば、ある遺伝子ファミリーがあると、別の遺伝子ファミリーは絶対に作られない。