幕末期「刀」に見切りをつけた新選組!実は和装で刀剣を振るう隊士はいなかった【後編】 (4/4ページ)
彼らはほとんどが洋装に身を包んで小銃を装備しており、少なくとも和装で刀を振るう者はいなかったといわれています。
新撰組は「最後の武士」などと言われており、私たちもついそのイメージに心酔してしまいますが、実際には武士として刀を振るうことに固執していたわけではありません。実は新撰組は状況に応じて西洋式の戦術も取り入れていた、柔軟な思考の組織だったのです。
私たちが心酔しているのは新撰組の実像に対してではなく、私たちの中にある理想像に対してなのかも知れませんね。
参考資料:
日本史の謎検証委員会『図解 幕末 通説のウソ』2022年
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