「鉄の肺」ポリオを治療するために用いられた医療機器。現在もそれで命をつないでいる人も (4/6ページ)
鉄の肺に入る子供時代のマーサさん
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credit:Radio Diaries My Iron Lung - Radio Diaries
この旧式のマシンは、今となっては一般家庭よりも博物館にありそうな代物だ。1990年代に使っていた「鉄の肺」が壊れてしまい、マーサは病院や博物館に電話をして、古いものが保管されていないか訊ねてまわった。
しかし、処分されてしまってもうないか、所有者がコレクションを手放す気がなかった。マーサさんはやっとのことで、ユタ州に住む男性から一台手に入れ、今日に至る。
マーサさんにとって、「鉄の肺」の部品の摩耗が、目下の大きな問題になっている。ベルトは数週間ごと、内部の寝台も半年ごと、モーターも12年くらいの頻度で交換しなくてはならないのだ。
今一番困っているものはカラーだ。これは首まわりをしっかりと密閉して気密性をつくり出すもので、ひとつ数ヶ月しかもたない。すべての在庫を買い占めたが、現在はもう製造されていない。
カラーが劣化してくると圧がもれてしまい呼吸がしづらくなるという。今、残っているカラーはわずかだ。「本当に必死なんです。