最新データ&OB証言で判明!大谷翔平vsレジェンド投手「もし戦わば!」【画像】ついに初対決!VSダルビッシュ有「全球シミュレーション」 (4/8ページ)
「横の変化を主体とする右投手は、初見ならともかく、対戦を重ねていけば、大谷であれば早い段階で攻略するでしょう。縦の変化は途中までは真っすぐに見えますし、一度、バットのヘッドが返ってしまうと下半身の我慢はもう利かない。対して横の変化は、体勢が崩れたとしても、肘を曲げるなりすれば当てることはできますから、その違いは大きいと思います」
斎藤は、今も日本記録として残る11試合連続完投勝利をマークした89年を皮切りに、最多勝に輝くこと歴代最多の計5回。
■“精密機械”北別府学
一方の北別府も、通算213勝のうち、先発だけで200勝。2度の沢村賞にも輝き、黄金期・広島の大エースとして君臨した。前出の秦氏が続ける。
「当時のヤクルトでも、池山(隆寛)や広沢(克己)といった右打者は、サイドスロー特有の揺さぶりに長ける斎藤にはキリキリ舞いでした」
だが、左打者の秦氏は苦にしなかったと言う。
「斎藤と同様に北別府さんも、攻めはアウトコースの出し入れが主体。制球力が高いがゆえに、こちらからすれば狙い球を絞りやすい、という側面もありましたよね」
■伊藤智仁の高速スライダー
では、そんなヨコ変化の曲がり幅が、さらに大きい場合は、どうなのか。秦氏とはヤクルトの同僚でもあった伊藤智仁の高速スライダーは「あれぞ正真正銘のスライダー」「史上最高」との呼び声も高い。前出の大南氏が言う。
「伊藤さんのスライダーは、今で言うスイーパーに近い球だろうから、右打者にはかなりの効力を発揮します。ただ、対左、つまり対大谷となると、どれだけ曲がってもバットには当たる。カウント球としては使えても、追い込んでからを決めきれないという状況に陥る可能性が高いです」
●セ・リーグ新記録を阻止したのも左打者の篠塚和典
件の伊藤で思い起こされるのは、衝撃デビューの1年目。93年6月9日の石川県立野球場の対巨人戦だ。