我らが愛しのミスタープロ野球・長嶋茂雄「爆笑伝説&勝負師素顔」88連発【画像】「永久に不滅」の名言集 (4/8ページ)

日刊大衆

「事前のミーティングでコーチの山倉(和博)さんらから“監督の言うことは聞かなくていい”と言われていたから、その通りにしていたら、ベンチから監督が何度も僕を呼ぶんです。最初は聞こえないフリをしていたけど、そのうち痺れを切らして“コラァ! こっち向け、アンポンタン!”って。どうも初球をカーブから入ったのが気に入らなかったみたいです」

 マウンドの宮本和知はタテ・ヨコ2種類のカーブを駆使して、カウントを組み立ていく技巧派タイプ。カーブのサインも山倉コーチからの指示だった。

 “江藤(智)には真っすぐだ!”と監督が叫ぶから、その通りに真っすぐを要求したら、見事に逆転3ラン。捕手の僕に聞こえるってことは、当然、打席にも聞こえている。打った江藤本人も“真っすぐで本当にいいんですか?”と笑ってましたよ。ただ、ベンチに戻ったら、監督は“それでいい”と満足げ。さすがだなぁ、と思いましたね」

■ガッツあふれるデーブが大のお気に入り

 気迫のないプレーを、しばしば「スカートをはいて野球をやっている」とも表現したミスターは、ガッツあふれるデーブ氏が大のお気に入りだった。

 翌年9月10日の同じ広島戦。三振を喫した氏が悔しさのあまりバットをヘシ折った際には、怒るどころか「いいぞ!」と肯定してくれたという。

「ベンチ裏で当たり散らしていたら、そこに監督が来て、ひと言。“おーい、ぶーちゃん、いいぞ!”って。逆に、それ以来、モノに当たったりするのは、やらなくはなりましたね」

 そんなミスターは「監督にとってデブはみんな、ぶーちゃん」(デーブ氏)と言うほど、“人の名前を覚えない”ことでもおなじみ。前出のせんだ氏は、ミスターの信頼も厚い自身の後援会長と、その娘さんにまつわる秘話を明かす。

「後援会長の娘さんは、東日本大震災後に生まれたんですが、長嶋さんが“希望の光になってほしい”と“ひかり”と命名したんです。ところが、名づけ親である当の長嶋さんは、その子に会うたび、なぜか“あかりちゃん”と間違えて呼ぶ。しまいには“ひかりとあかり、よく似てますね。誰がつけたんですか?”なんて言いだして、みんなでツッコミましたよ。

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