不器用で運動が苦手。マルチタスクがこなせない。それは「発達性協調運動障害(DCD)」の可能性も (4/6ページ)

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ジェニーさんは自転車に乗れるが、お父さんは乗れない。兄弟はサッカーやバスケで遊べるが、字を書いたり、話したりすることは苦手だ。

 すべてが苦手な人もいるし、運動、手先の器用さ、文字や会話などどれか1つが苦手な人もいるので、見分けにくいのだという。

 DCDだからといって知能が劣っているわけではない。個々の身体機能に問題がないにもかかわらず、協調運動だけが困難なため、ふざけているようにしか見えず、理解されにくいのだ。

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photo by Pixabay・早いうちに適切なサポートを
 きちんと診断されていないと、本人は一所懸命やっているのに、怠けていたり、ふざけているとみなされてしまったり、いじめの原因になることもある。

 そうした状況は心理的な負担となる。実際、DCDの子供は不安症やうつ病になりやすいという報告もある。

 現時点でDCDを治療することはできない。それでも、小さな頃から専門家の支援を仰ぐことで、それによる心や体の負担を軽減することならできる。

 もし我が子が人並外れて不器用だと思ったら、作業療法士などの専門家のサポートを必要としているのかもしれない。

 ちなみにジェニーさんはアメリカの大学院を卒業して、編集者やライターとして活躍しているそうだ。DCDだからといって、将来を悲観する必要はない。ただその子にあったペースで成長するというだけのことだ。

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