白亜紀前期の恐竜の足跡の近くに人間が刻んだ岩面彫刻が発見される (2/5ページ)
意図的に足跡を損なわないようその合間をぬって彫刻を施していて、人間のグラフィック表現と足跡の記録との間のつながりをはっきり象徴しているかのようだ
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(A)岩に刻まれたアートと恐竜の足跡。(B)獣脚類の足跡は白、彫刻はオレンジ色で表している / image credit: Troiano et al., Scientific Reports, 2024
この地域に恐竜の足跡の化石があることは、20世紀初頭に初めて言及された。それ以来、古生物学的には何度も研究されてきたが、岩面彫刻についてはあまり注目されてこなかった。
包括的な分析や恐竜の足跡との関わりを調べられることはなかったのだ。・恐竜の足跡と岩面彫刻の関連性を調査
これを改めるため、研究チームは遺跡を調査し、恐竜の足跡と岩面彫刻が見つかった3つの主要な岩を特定した。
第1の岩ではティラノサウルスが属する獣脚類の足跡がもっとも集中している場所にさらに22のシンボルが発見された。
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獣脚類(A~F)のすぐそばにある岩面彫刻(D、F) / image credit: Troiano et al., Scientific Reports, 2024
2番目の岩には彫刻はふたつだけ見つかった。かつてはもっとたくさんあったようだが、今は判読できなくなっている。3番目の岩には30個の彫刻のほか、竜脚類が残した突いた跡や足跡が広範に残されていた。
彫刻の模様はほとんどが円形で、放射状の線やその他のモチーフが特徴であることがわかる。