妖怪まんがの巨匠・水木しげるの絵には元ネタが!『ゲゲゲの鬼太郎』登場キャラたちの由来を紹介 (2/4ページ)

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例えば水木が描いた豆腐小僧という妖怪がいますが、これはいわゆる人を取って食うオバケではなく、どちらかというと江戸時代後期のメディアの中で生まれた「マスコットキャラクター」です。今でいうポケモンや妖怪ウォッチのようなものでした。

竜斎閑人正澄画『狂歌百物語』より「豆腐小僧」(Wikipediaより)

一方で、水木は民俗学者の柳田國男が集めた全国の民間伝承を参考に、山奥の山村で名前だけが言い伝えられていたようなオバケにも姿かたちを与えて描き出しています。

こういったタイプの妖怪の方が、現代の私たちが想像する「妖怪」のイメージに近いと思いますが、水木はこれと、豆腐小僧のような「マスコットキャラクター」も一緒くたにして「妖怪」として描いてしまったわけです。

よって、何も知らずに水木しげるの妖怪画を見ると、豆腐小僧という妖怪が、狐や河童や山姥と同じようにはるか昔の山村には出没していたかのような印象を受けてしまうことになります。

そうなると、豆腐小僧という妖怪について誤ったイメージを持ってしまい、その本来の歴史が見えにくくなってしまうでしょう。

妖怪の生みの親としての水木しげるの業績には、こうした功罪があるということです。

『ゲゲゲの鬼太郎』の妖怪たちは…

さて、では水木しげるは主に何を元ネタにして「妖怪」たちを生み出していったのでしょうか。

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