ビートたけし「伝説の超過激番組」放送禁止な舞台裏 (9/11ページ)

日刊大衆

「たとえば、ジンベエザメがいる海に落ちるとして、最初の人はすぐ逃げることで“サメの怖さ”を伝える。次の人は嚙まれてリアクションする。オチの人は助けを求めてみんなを海に落とす……といった展開をみんなで作っていくわけです」

 たけしも、この神髄を芸人たちに伝えていた。

◆出川哲朗らに「勘違いするなよ」

「たけしさんは、オチを任される上島(竜兵)さんや出川(哲朗)さんに、“勘違いするなよ。フリを担当する芸人がいて、おまえらが面白く映るんだからな”と、よく言われていました。

 実際、個人プレーに走る芸人は、番組から呼ばれなくなっていくんです」(肥後)

 これは、どういうことか。ダンカンがこう解説する。

「頑張りすぎちゃう芸人がいるんです。オチにつなげる役目なのに、“熱い”も“痛い”も言わずにクリアしちゃったり。ただ、ディレクターはタレントにダメ出ししづらいから、僕が“これはみんなで作る番組で、フリとオチを分かってほしい”と説明しました」

◆バス車内のCCDカメラに

 危険な企画を、演者とスタッフが、それぞれの職務を全うすることで成立させてきた、この番組。肥後が『バス吊り下げアップダウンクイズ』で目撃したのは、ダンカンの放送作家としてのこだわりだった。

「当日は海が荒れちゃって。地元の漁師も“今日は漁船も出さない”と言う中、海へバスが乗り出した(笑)。最初は腰の高さまで水が入ってきて、“たけし、やめろー!”なんて軽口を叩いていたんだけど、高波で海水がドーッと入ってくると、みんな溺れかけた」(肥後)

 非常時に備え、バスより下に潜っていたダイバーたちも必死だった。

「僕らが無我夢中でバスとクレーンをつなぐ鎖を握ると、ダイバーの方に“指が切れるから触らないで!”と注意されるんです。それでも手を離さない芸人は、キレたダイバーに“てめえら、指がなくなってもいいのか!”と水中で蹴飛ばされていました(笑)」(前同)

 ようやく脱出した肥後は、目を疑う光景を目にする。

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