7万5000年前のネアンデルタール人女性の顔の復元に成功 (2/5ページ)

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イラクにあるシャニダール洞窟はネアンデルタール人の埋葬場所だった可能性 / image credit:University of Cambridge/Graeme Barker

 さらに1960年代には、一体の遺骨のまわりに花粉のかたまりが発見された。

 そこからネアンデルタール人たちが死者に花を手向けた、つまり葬送という意識があった証拠だという考えが出てきた。

「ネアンデルタール人が死者を埋葬するために特定の場所にまた戻ってきていることがわかります」ケンブリッジ大学のエマ・ポメロイ博士は語る。

「この洞窟が埋葬地として、数十年あるいは数千年使われた可能性があります。単なる偶然なのか、意図的なものなのかは今のところわかりませんが、もし、意図的なら何度も戻ってきた理由はなんなのでしょうか?」・つぶれた頭蓋骨からネアンデルタール人女性の顔を復元
 2018年に頭蓋骨や上体の一部の骨が発掘され、のちにシャニダールZと名づけられたネアンデルタール人女性も、この大きなの岩の後ろに埋葬されていたひとりで、頭蓋骨は岩につぶされて粉々になっていた。

 その骨は今から約7万5000年前のものと推測されており、残っていた歯の分析から、40代半ばだったこともわかった。寿命が短い当時にしては高齢なため、尊敬され敬われていた人物だったことがうかがえる。
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